【5分でサクッと紹介】MT DIFFICULTY(ニュージーランド、セントラルオタゴより)
ニュージーランドのセントラルオタゴ地方に広がる深い峡谷を拠点としつつもMt Difficulty(マウントディフィカルティ)はピノパルーザに毎年欠かさず出展している。昨年の11月に開催されたシンガポールでのイベントにも遠方から参加してくれた。そのフットワークの軽さと熱意をみれば、2017年の全国People’s Choice大会でトップ3入りしたのにも納得がいく。
彼らの栽培するピノもとても良い出来である。マット·ダイシー(Matt Dicey)さんは、セントラルオタゴのバノックバーンで1992年からたった1つの信念のもとワイン造りをはじめました。――「道徳に適ったワイン、その造られた場所(ホーム)が感じられるワインを造ること」
2017年のピノパルーザの感想は?
オーストラリアとニュージーランドにおいても壮大で最高のイベントだった。ピノ好きの仲間の数だけ楽しさも倍増!
全国大会でトップ10入りを果たしたことについてどう思う?
まさか自分達が選ばれるなんて…でも本当に最高!嬉しかったよ!私たちのピノ・ノワールを楽しんでくれた人たちと良い時間が過ごせた。無事に任務達成!来年もまた会いましょう。といったところです。
あなたのワインの魅力はズバリ?
バノックバーンでワイン造りを始めてワインのビンテージも20年を迎えたが、私たちのワインが一体何なのかまだまだこれから探るところです。次の20年でまたどうなるか楽しみです。
あなたの地域のワインの特徴は?
マウントディフィカルティの名前の由来ともなった、サザンクロムウェル盆地を見下ろすディフィカルティ山が、バノックバーン地域にもたらすユニークな微気候。その影響で低い降水量と湿度が保たれています。日中の温度が激しく変化する暑い夏、そして長く涼しい秋を持ち合わせるバノックバーンはピノ・ノワールのぶどうを栽培するのに最適な場所。加えてブドウ栽培には理想の土壌がピノ・ノワールだけではなく、ピノグリ、リースリング、シャルドネ造りに最適な基盤を提供してます。バロックバーンの土壌は粘土質と砂利が混ざりワインのフレッシュな酸味を出してくれるぶどう造りに最も適した土壌です。
あなたの地域について知っておくべき3つのことは?
セントラルオタゴの他の小区域に比べて年中暖かく乾燥している
セントラルオタゴでも最も長い歴史を持つワイン畑もここにある
バノックバーン地域はワインと食事が楽しめるユニークな小区域。ワイン観光で一番楽しい場所は何といってもぶどう畑!
あなたの地域でこれをすれば間違いないことは?
背景に浮かび上がるディフィカルティ山とその標識の前でセルフィ―!
誰も見ていないときにこっそり飲むとしたら?
ネグローニの量を気にせずに飲む
あなたのピノ・ノワールを音楽アーティストに例えたら?
Mt Difficulty バノックバーンピノ・ノワール:コールドプレイ。ちょっと主流とはずれているが、イノベーティブで政治的にも有名だから。
Roaring Megピノ・ノワール:フローレンス・ザ・マシーン。これも主流ではないけれど、パワフルで耳に残る曲だから。